レアル・マドリーはリーガ・エスパニョーラで優勝争いを繰り広げているが、チャンピオンズリーグから敗退したことで、フロレンティーノ・ペレス会長はチームの再構築へと動くべきだ。昨夏、大金を投じたペレス会長が、ベンチに勝者を招かなければならない。候補に挙げられるのは、ジョゼ・モウリーニョ(インテル)、ラファエル・ベニテス(リヴァプール)、カルロ・アンチェロッティ(チェルシー)、ファビオ・カペッロ(イングランド代表)と、素晴らしい指揮官だけだ。

そう報じているのは、スペインの『マルカ』。レアルが決勝トーナメント1回戦でリヨンに敗れてから、同紙はマヌエル・ペジェグリーニ監督の更迭を求めている。だが、ペジェグリーニ監督の契約は2011年までだ。それでも、『マルカ』はレアルのフロントに対し、すでに「欧州チャンピオン」になった指揮官か、いずれにしてもヨーロッパの舞台での経験が豊富な新監督の招へいを考えるべきだと主張している。そして『マルカ』によれば、ポールポジションに立っているのが、冒頭に挙げた4人の指揮官なのである。

レアルのCL敗退以降、『マルカ』はレアルの幹部がモウリーニョ監督の周辺とコンタクトをとっていると報じ、同監督が何度となく、いつかはスペインのチームを率いたいと話したことを伝えている。同紙のインダ編集長はコラムの中で、モウリーニョ監督が特別な指揮官だとし、レアルのベンチに座るためなら何でもするだろうと主張している。インダ編集長は「世界のサッカー界の“クリームの中のクリーム”(レアルの選手たち)をモウリーニョ監督に預けたら、彼に何ができるだろうか?」と訴えている。