(写真)パネルを示して質問する吉田都議=15日、都議会予算特別委

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 東京都の石原慎太郎知事が2008年8月の北京オリンピックの開会式に出席した際、夫婦で1泊24万円の超豪華スイートルームに宿泊し、随員を含め1275万円を税金から支出していたことが15日、明らかになりました。日本共産党の吉田信夫都議が都議会予算特別委員会で知事を追及しました。

 石原知事は16年五輪の東京招致のために08年に北京、09年にローザンヌ(スイス)、シンガポール、ベルリン(ドイツ)、コペンハーゲン(デンマーク)に出張し、5回計1億4322万円を支出しました。

 日本共産党都議団の調査では、知事の全23泊中21泊で条例の規定(2万4200円〜4万200円)を大きく超え、ローザンヌでは規定の3・7倍、12万2850円も支出していました。

 吉田氏は、知事が北京五輪開会式に出席した際、夫人同伴でホテル・ニューオータニ長冨宮飯店の最高級スイート(面積128平方メートル)に泊まり、2人で24万3000円を支出し、夫人に4万円余の支度料まで払っていた事実、「海外要人との会談」が可能な安い部屋が多くあったにもかかわらず最高級の部屋を選んだことを批判しました。

 石原知事は「私は自分の部屋を指定したことはない」と居直り、吉川和夫知事本局長は最高級の部屋を選びながら「一番安い部屋を選んだ」と強弁し、この部屋で海外の要人との会談は一度もなかったことを認めました。

 吉田氏はさらに、石原知事がホテル代だけでなく、航空運賃も一部の路線を除きファーストクラスを利用してきた事実もあげ、「月5000円の国民健康保険料も払えず病院に行くのも我慢している中小業者、暖房もつけずじっと布団で寒さをしのぐ高齢者など都民の暮らしに思いをはせ、節約すると約束すべきだ」と迫りました。

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