皆さんは"ワクワク"するような会議を経験したことがありますか?

 "ワクワク"するような会議とは、つまり、次から次へとユニークなアイデアが飛び出し、活発に議論を重ねながらも、サクサクと結論が決まっていき、目からウロコの新しい発見があって、「参加してよかった!」と心から思える会議。終了後に、みんなで高い山を登りきったような、達成感と高揚感を得られる、そんな会議です。

 「そんな会議があったら、一度でいいから出てみたい!」

 どうやら、そんな声が聞こえてきそうですね。

 そもそも会議で発言する人はまれ。だって、あらかじめ根回しがあって、落とし所が決まっているのですから。変にアイデアを出そうものなら、「余計なことをするな」と冷たい視線が飛んできそう。そうでなければ「じゃあ、あんたそれをやってよ」と言われるのがオチです。

 でも、これはまだマシなほうかもしれません。根回しがされていなかったらもっと大変。みんな好き勝手に言いたい放題で、収拾がつかなくなってしまいます。自分の意見を声高に主張するばかりで、都合の悪い反論には答えない。議論がかみ合わず、同じところをグルグル回るだけ。挙げ句の果てに時間切れになって、何が決まったかサッパリわからない。これでは徒労感ばかりが募ります。だからこそ、根回しが必要なのでしょう。

 さて、どうしたらワクワクするような有意義な会議ができるのでしょうか。

 組織コンサルタントの掘公俊氏は、自著『ワクワク会議』のなかで、魅力的な会議の方法を紹介しています。その基本に"レイアウト"があります。

 実は、机を長方形の形に並べる一般的な「ロの字型」は、話し合いに一番向かないレイアウト。お互いの距離が遠くなってしまうと、人間は社交儀礼的(タテマエ的)になってしまうのだそうです。しかも、真ん中に空間が空いていると、チームの一体感が生まれにくくなってしまうとか。机で自分(の立場)をガードしているので、他人が自分の領域に入ってくることを嫌がるようになるのです。対面で座る人とは、着席した瞬間から対決姿勢になったりすることもあるといいます。

 では、理想的なレイアウトとはどのような形でしょう。4、5人の会議でしたら、少し窮屈ですが、一つの机を囲むようにしましょう。10人くらいなら、机を2、3台集めて大きな机をつくって、それを全員で囲むように座ります。

 こうすればお互いの距離が近づき、同じテーブルを共有しているという、一体感が生まれやすくなります。まさに"車座"になって、です。こうすれば、全員が親密に話せるというわけです。

 "ワクワク"するような会議のための重要な第一歩。あなたも、試してみませんか?



『ワクワク会議』
 著者:堀 公俊
 出版社:日本経済新聞出版社
 価格:1,470円
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