注目を浴びることもなく報酬も低い“中継ぎ”投手に学ぶ人生

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 今月20日に開幕するプロ野球だが、野球の花形といったらやはり投手。
 しかし、その投手が皆、脚光を浴びているわけではない。
 試合翌日のスポーツ新聞に投手が取り上げられる場合、それはほとんどが試合開始と同時にマウンドに上がる先発投手か、試合を締めくくるクローザーだ。その間を担当する“中継ぎ”の投手は注目度でも、そして年俸でも彼らには及ばない。

 つまり“中継ぎ”は簡単に言うと目立たないわけだが、同時に激務でも知られる。
 例えば、先発投手は基本的に登板翌日はベンチに入らなくてもいいのに対し、中継ぎは毎日スタンバイするのが当たり前だ。それにクローザーのように1イニング限定ということはなく、時には長いイニングの連投になることもある。

 できればごめんこうむりたい損な役回りなのである。
 そんな中継ぎ投手の役回りとビジネスパーソンにはいくつかの共通点があることをご存じだろうか?

■中継ぎ投手とビジネスパーソンの3つの共通点

・常に結果を求められる
 たとえ自分以外のメンバーが作ったトラブルだとしても上手く切り抜けなければならない。自分の責任で招いたピンチではないからといって手を抜いていてはいつまでたっても自分の働きが評価される日は来ない。お金をもらっているからにはプロ。常に結果を求められるのだ。

・その割には評価が低い
 常に自分の最高のパフォーマンスを見せられるよう準備し、きっちり仕事をこなしても正当な評価を得られるとは限らない。それでもいつか報われる日を信じて、自分の役割をこなし続けなければならない。

・もくもくと続けることがチャンスにつながる
 先発やクローザーといったポジションをつかむためには、常に結果を出すしかない。中継ぎだからといってふてくされることなく、もくもくと仕事をすることが必要だ。それはビジネスシーンでも同じ。一生懸命やることが大事だ。どんなに嫌な仕事であっても、それを見ている人が必ずいて、チャンスをくれるのだ。


 いつ自分の出番が来てもいいように常に準備を怠らず、正当な評価をされていないと感じても腐らないで自分のやるべきことをしっかりとやる。
 これは仕事だけでなく人生全体を通しても大事なことだ。
 そんな中継ぎの心がけが記されている『中継ぎ力』(与田剛・著/ワニブックス/刊)を読めば、あなたも中継ぎからスタートして今ではスーパースターとなっている岩瀬仁紀投手(中日ドラゴンズ)や藤川球児投手(阪神タイガース)のようになれるかもしれない。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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