雑誌『プレジデント』(2009年3月号)で、「年収500万円の人と2,000万円の人の時間の使い方の違い」について特集が組まれたことがありました。そのなかで、「残業するより家に仕事を持ち帰ることが多い?」との質問に「YES」と答えたのは年収2,000万円台の人が多いという結果に。つまり、年収500万円台の人のほうが、会社で仕事をしないといけないと思っている人が多いことがわかりました。

 なぜ、年収の低い人の方が残業をしているのでしょうか。検証してみたところ、どうやら残業時間に入ると、彼らはホッとするということがわかりました。なぜなら、途中邪魔も入らず、自分のペースで仕事ができるからです。また、働いている気分になるのかもしれません。なかには、残業時間帯まで働かないと、認められないと思っている人もいるようでした。

 しかし、本来仕事というものは"どれだけ働いているか"ではなく、"どれだけアウトプットを出したか"、それも質の高いアウトプットをどれだけ出したかが大切です。ある人が100時間考えても至らなかった革新的なアイデアを、別の人が一瞬で思いつくということはよくあること。あるいは、自分のなかでも、おもしろいように着想が湧いて仕事がはかどる時と、何時間やっても手応えを感じられない時があるのは、誰もが普段から経験していることではないでしょうか。

 経営コンサルタントの小宮一慶氏は、アウトプットの質と量を高めるためには、「"やる気のある時間"をどれだけ持てるか」が重要と指摘します。質の高いアウトプットを効率的に出すには、忙しかろうがそうでなかろうが、「やる気」が出ているかどうかが、非常に重要な要素になります。いくら時間があっても「やる気」がなければ良質のアウトプットは出せません。逆に、忙しい合間の短時間でも、気力が充実していると一瞬で「ひらめく」ことがあるもの。

 この「やる気」のある時間帯をいかに増やしていくかを、小宮氏が自著『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』で紹介しています。これを読めば、あなたの単位時間当たりのアウトプットの質量が飛躍的に上がるかもしれません。



『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』
 著者:小宮 一慶
 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
 価格:1050円
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