韓国のニュースサイトに掲載されたPIE社のステートメント

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韓国のネットユーザーらによる「2ちゃんねる」攻撃が3月1日に勃発した。韓国側の主張によれば、フィギュアスケート選手のキム・ヨナへの批判や、ロシアで暴行を受け死亡した韓国人留学生に酷いコメントを寄せた「2ちゃんねる」内での会話が、サイバーテロ攻撃の切掛けを作ったとしている。理由はどうあれ、テロ攻撃により「2ちゃんねる」の複数のサーバーはダウンし、米国にまで被害を及ぼした。ひとつのターゲットに目標を定め、何万という人が集中攻撃を行なうという事態はどう考えても常軌を逸した行動であった。

あの騒ぎから1週間ほどが過ぎ、韓国のネットにはブログを中心に一連のテロ攻撃を振り返る書き込みがされている。3月5日にPIE社がFBIに関連資料を提出したと「PIEデータセンターへのサイバー攻撃に関するステートメント」で発表してから、韓国ではパッタリとテロ攻撃の動きは収まり、代わりに一連の出来事を振り返ったり感想を綴ったりするユーザーが多いようだ。

以下は韓国のネットユーザーらのブログに書き込まれたサイバーテロ攻撃後のコメントである。

「サイバー戦での韓国勝利を伝える書き込みをみると、今後が憂慮される」
「私たちは国家のために頑張ったのに国家は私たちに何をしてくれるんだ?」
「2ちゃんねるがスケールを大きくさせたから一気に萎縮した」
「もしものことを考えて2ちゃんねる関連記事は全て消去した」
「『2ちゃんねる』も悪いが韓国側もこんなことになるとは思ってなかったようだ。何事も無く過ぎ去ってほしい」
「ある1人の度を超した愛国心が国際犯罪にまで発展してしまった。私は今回のテロ攻撃は無意味なことだったと感じる」
「韓国も日本もテロ攻撃をしたネットユーザーは精神的に不健全」

などなど。
あれだけ熱く盛り上がったテロ攻撃も、三一節が過ぎ去れば一段落といったところか。今ではテロ攻撃を後悔する声や、厳しく批判する声が多いようである。

(文:林由美)

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