厚生労働省が発表した2月の労働経済動向調査によると、今春卒業予定の学生に採用内定を出している事業所の割合がすべての学歴で前年を下回ったことが分かった。2009年10月〜12月の中途採用実績は、前期(7月〜9月)を上回ったものの、依然として企業は採用に対して慎重な姿勢となっている。

 今春卒業予定の学生の「採用内定あり」と回答した事業所の割合は、大学卒(文科系)32%(前年36%)、大学卒(理科系)33%(同34%)、高専。短大卒16%(同21%)、専修学校卒10%(同13%)、高校卒31%(同38%)と、すべての学歴で前年を下回った。

 2009年10月〜12月に「中途採用あり」と回答した事業所は47%で、前期(7月〜9月)の43%から増加した。しがし、1月〜3月予定は36%(前年同期39%)、4月〜6月予定は28%(同32%)と採用には慎重な見通しとなっている。

 2月1日現在で、正社員が「不足」と答えた事業所の割合から「過剰」と答えた事業所の割合を引いた正社員等労働者過不足判断D.I.はマイナス5ポイントで、引き続き「過剰」となった。製造業(マイナス12ポイント)、情報通信業(マイナス9ポイント)の過剰感が強い一方、医療,福祉(プラス26)、運輸業,郵便業(プラス12)は正社員が不足している。

 パートタイム労働者過不足判断D.I.はプラス2ポイントで、2期連続で不足となった。

 同調査は、従業員30人以上の5835事業所を対象に実施し、3338事業所から回答を得た(有効回答率57.2%)。

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