各国代表監督の報酬はどうなっているのか。好条件の契約を交わしているのは、ワールドカップ(W杯)欧州予選を勝ち抜き、本大会行きを決めた監督たちだ。一方、薄給で代表チームを率いているのは、アフリカ勢だった。

高給取りはイングランド代表を率いるファビオ・カペッロ監督や、イタリア代表を率いるマルチェッロ・リッピ監督である。上位7つはすべてヨーロッパの代表で占めており、ヨーロッパの国々は平均して高い給料を指揮官に支払っていることが明らかになった。『Futebol Finance』が伝えている。

最高の結果が求められるイングランド代表を指揮するカペッロ監督は、年間総額約880万ユーロ(約10億6000万円)を手にしているそうで、ダントツのトップだ。一方、最も安価なのはナイジェリア代表を率いていたシャイブ・アモドゥ監督で約12万5000ユーロ(約1500万円)。続いて北朝鮮代表のキム・ジョンフン監督で約17万ユーロ(約2000万円)となっている。

上位から見ていくと、イタリア代表のリッピ監督が約300万ユーロ(約3億6000万円)で2位。3位にドイツ代表を率いるヨハヒム・レーヴ監督が約250万ユーロ(約3億円)で続き、4位にオランダ代表のベルト・ファン・マルヴァイク監督が約180万ユーロ(約2億1600万円)で入っている。

王国ブラジルを率いるドゥンガ監督は約80万ユーロ(約9600万円)で11位とランク付けされた。そして、ほぼ同額で、アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督と日本代表の岡田武史監督が12位と13位に位置づけられている。