2011年4月入社に向け就職活動を行っている大学・大学院生に人気の業界が、相変わらず「商社」「金融」であることが、就職・転職情報サービスの日経HR(東京都千代田区)が都内の学生を対象に実施した「大学・大学院生の企業選び」に関する調査で分かった。

 それによると、「行きたい業界」の1位は、昨年に続き「商社」で、支持率は29.2%(昨年は30.8%)で、3人に1人が志望業界に挙げている。

 その他に前年比で伸びが大きかったのは、「銀行」(昨年の22.9%から26.2%)、「生保・損保」(同18.0%から21.3%)、「不動産」(同6.4%から9.7%)の3業界で、いずれも前年比3.3ポイント増となっている。

 一方、「行きたくない業界」は「フードサービス」が15.9%でトップ。13.8%の「百貨店・スーパー・コンビニエンスストア」が前年比4.7ポイント増で続いた。

 就職活動の開始時期については、3年(院1年)生の「夏(7〜9月)」という回答が25.9%で最多となっている。前年調査では3年(院1年)生の「10月」が26.7%で最も多かったが、就職環境の厳しさを反映して一層スタートが早まったようだ。

 人気が集中している「商社」「金融」だが、一昨年に比べると採用数は激減している。昨年は選考にもれた学生の多くが他業界の採用選考に出遅れてしまったことを考えると、適正を見極め早めの志望変更が得策かもしれない。

 調査は、2009年11月26日〜12月2日、2011年3月卒業予定の都内の大学・大学院生を対象にインターネットによるアンケートを実施し、756人から回答を得た。

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