就職情報サービスの毎日コミュニケーションズが実施した、2011年卒業予定の学生を対象とした就職活動状況調査結果によると、学生の活動が前倒しとなっている一方、採用する企業側の活動は前年に比べるとあまり進んでいないことが分かった。


 学生の1月の活動状況を見ると、前後半ともに「個別の企業セミナーに参加」「企業からエントリーシートを取り寄せた」「企業にエントリーシートを提出した」などと回答する割合が、対前年で増加しており、活動を前倒しで行っている様子がうかがえる。特に「エントリーシートを提出した」は前半10.2ポイント、後半4.0ポイントと増加が目立つ。

 一方、「1次面接を受けた」割合は前年比で、前半2.6ポイント減、後半2.5ポイント減少した。長引く不況で採用を取りやめる企業や採用予定人数の決定を遅らせる企業も多くなっており、企業側の活動は前年に比べるとやや遅れぎみで、慎重な採用姿勢がより強まっている可能性がある。

 学生に就職活動の終了予定時期について尋ねたところ、前年は「5月下旬」までに終了すると回答した割合が累計で75.7%だったのに対し、今年は累計で67.3%となり、8.4ポイント減少した。終了時期が前年より後倒しになると予想する学生が増えている。

 今春卒業予定の学生の就職内定率が7割台に落ちていることを考えても、多くの学生が就職活動が長期戦になることを覚悟しなければならない状況だ。

 同調査は、1月28月〜1月31日に同社モニター3763人を対象に実施し、1263人から回答を得た。

【特集】企業が求める人材像の変化
【インタビュー】アクセンチュア〜自らアクションを起こすセルフスターターの採用に注力
人材採用担当者の2010年の目標は「質の高い採用」と「リーダー育成」(2010-01-06)

日本人材ニュースCarrera」は働く・学ぶ・遊ぶ・暮らす−キャリアニュースサイト。「中立公正」「確かな取材活動」で情報提供を行っています。