アトレティコ・マドリー対バレンシア戦で、主審を務めたペレス・ブルル氏。バレンシアの先制点は、ミスジャッジからの一連のプレーにより生まれてしまう。ペナルティーエリア内でバレンシアMFバネガがレジェスに後方からタックル。誰が見てもファールで完全にPKのプレーだったが主審は笛を吹かず、バレンシアはそのままカウンターからシルバがゴールを決めてしまう。ジャッジミス連発の幕開けとなった。

 さらに驚きのジャッジミスは、アグエロのドリブル突破のシーンからだった。突破を止めに入ったバレンシアのDFマルチェナ。完全にアグエロに裏を取られたが、ボールを手で触りドリブルを必死に阻止。アグエロは猛抗議をしたが、これもプレーオン。主審に詰め寄ったアトレティコ・マドリーの選手達、慌てたペレス・ブルル氏は、第4審判に確認に行く。結局、第4審判の判断でアトレティコ・マドリーがPKを獲得。マルチェナは退場処分となった。

 その後もバレンシアDFミゲルが退場処分となるなど疑惑の判定が続いたペレス・ブルル氏。試合を全くコントロールできず、結果的に主審が目立ってしまうという最悪の試合となってしまった。次節も主審を務める予定だったオサスナ対ヘタフェ戦は他の審判が笛を吹くこととなった。以前も誤審を繰り返したペレス・ブルル氏。これからはかなり厳しい視線を浴びながらのジャッジとなりそうだ。

(スペイン通信)