「『2ちゃんねる』サイバーテロ」計画サイトは「ネイバー」内だけでも10以上ある

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今朝から韓国のいくつかのニュースサイトで「3.1サイバーテロ攻撃」関連の記事が掲載されている。釜山日報「日韓‘3.1節サイバー戦争’の動き」「日韓‘サイバー攻撃’起きるのか」、保安ニュース「3.1節、日韓サイバー戦の可能性…キム・ヨナ効果がある可能性も」、デイリーアンスポーツ「角が生えた日韓ネチズン、サイバー戦争切迫」など、今までの一連の動きについて簡単に説明している。

韓国の「nanum news」によると、これまで日韓の間では幾度かのサイバー戦が勃発してきたという。

まず、2001年3月、日本の歴史教科書が歪曲していると韓国ネチズンが抗議し、文部科学省や自民党などのホームページにサイバー攻撃を行い麻痺させた。
04年1月、竹島(韓国名:独島)問題が発端となりサイバー戦が勃発。
05年8月、グーグルの日本海(韓国名:東海)の表記に関連し、韓国のサイバー外交使節団「バンク(VANK)」が日本に攻撃される。

このあたりから、両国間では毎年三一節(3月1日)や、光復節(8月15日)になるとサイバー戦が繰り返されてきたという。

特に、2008年2月には、フィギュアスケートのシニアグランプリで浅田真央がキム・ヨナを破って1位になると、韓国ネチズンが日本の「2ちゃんねる」に攻撃を仕掛け、それを受けて韓国の「バンク」に報復反撃するという事態にまで発展した。

今回のサイバーテロ攻撃計画も、五輪のフォギュア女子が発端となり、そこに「ロシアの事件」が絡んで韓国ネチズンがヒートアップ。さらに「三一節」が加わって日本へのサイバーテロ攻撃計画が大きく膨らんだようだ。

韓国の警察関係者は韓国メディアに、「どんな理由であれ、該当サイトを攻撃することは明らかなサイバーテロ」とし、「各ポータルサイトに公文を送り、サイバー攻撃を図ろうとしているサイトを閉鎖する処置をとっている」と答えている。

しかし、今のところ閉鎖されたサイトは見当たらない。韓国がインターネット大国というのならば、安全なネット環境も同時に配備される必要がある。サイバーテロに賛同する者が、ひとつのサイトに7万人以上も集まっている事態を野放しにするのなら、韓国のインターネットは悪事が蔓延する空間でしかない。韓国側は今回の事態をしっかりと取り締まるべきだ。

サイバーテロ攻撃に「正当な理由」などというものはない。今後、日韓両国でサイバーテロといった行為が起こらないよう、厳しい罰則を設けるなど対策も必要だ。

参照:キム・ヨナ金メダル、日韓サイバー戦和解の契機になるか? - nanum news


(文:林由美)

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