元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏は先日、「監督はやってみたい。一つの挑戦だろうし、私は挑戦が好きだからだ。代表監督? 可能性は排除しないよ。確かなのは、私は平凡なことではなく、何か違うことをしたいということだ」と語った。

「R・バッジョが監督に」という、この魅力的なアイデア。実際の指揮官たちはどのように見るだろうか?

●レオナルド(ミラン監督)
「私はロベルトと素晴らしい関係にある。彼はあまりに長いことサッカーから離れていると思うよ。バッジョのような人は、サッカー界の中にいなければいけない。どんな役割かは、彼が選ぶことだ。監督という仕事に魅力を感じ、この挑戦を経験したいというなら、私はうれしいよ」

●レンツォ・ウリヴィエリ(イタリア監督協会会長)
「彼は、サッカー選手としての自分の経験と、キャリアを通じて学んだすべてを、若者たちに伝えたいと言っていた。そして彼は、それを100%やるための方法は、ベンチにいるしかないということを知っている。最高の指揮官でいるだけのすべてが彼にはあるよ」

●カルロ・マッツォーネ(監督)
「私は彼とペップ・グアルディオラを一緒に指揮していた。グアルディオラの例を見れば、彼も監督として素晴らしいキャリアを築けると言えるだろう。バッジョはドレッシングルームで静かだが、ピッチ上で雄弁だった。彼のように試合を読め、戦術的に動けた人は少ない」

●ファビオ・カペッロ(イングランド代表監督)
「ロベルト・バッジョはそのキャリアにおいて、多くの優れた指揮官たちとやってきた。今、彼が監督してベンチにいるのを見られたら、素晴らしいことだろうね」

●ディノ・ゾフ(元イタリア代表監督)
「バッジョはとても知的な人間で、最高の選手だった。監督を務めるのが簡単じゃないことは、よく知っている。少し修行が必要だろうが、自身の経験を伝えるための最高の方法が監督をやることというのは同意だね」