派遣社員の約7割が、「契約更新が難しくなってきた」と実感していることが、派遣求人サイトを運営するアイルの調査で分かった。2009年11月30日〜12月27日にインターネットリサーチを実施し、登録会員108人から回答を得た。

調査によると、「この1年で契約更新が難しくなってきたと実感することはありますか?」ときいたところ、難しくなってきたと実感するという回答が68%に上った。

その理由は、「以前は長期で働いて欲しいからと6カ月更新だったのが3カ月更新になり、今回の更新では勤務時間が短縮になりました」「最近の更新時は毎回派遣元の営業担当者から『今回の更新はどうなるか分かりません』と言われます」(派遣歴10年)、「自分ではないが、友達が契約更新できず、半年以上経過しているのを聞いた」(派遣歴1年)、「最近は自社の社員優先で派遣はかなり契約更新しない会社が増えています。アルバイトに変更し給料下げても働きたいなら更新すると言う様な話を良く聞きます」(派遣歴3年)とかなり深刻だ。

「契約更新のための努力をしたことがありますか?」という質問に対しては34%が「はい」と回答。 どのような努力をしたかという質問では、「資格取得など自己啓発をアピールする。実際の営業成績実績を上げた」「サービス業なのでお客さんからの評判を大事にした。ごみ捨てなど人が嫌がる雑務もこなした」(派遣歴1年)、「仕事がまだできなくても、わからないところをちゃんとメモして復習したり、あとは周りとのコミュニケーション(例えば挨拶だったり、エレベーターで一緒になったとき些細な事だけど話しかけてみたり)をなるべく取るように心掛けています」(派遣歴1年)、「与えられた仕事は最後までやり遂げる。素直な気持ちで明るく仕事に向かう。シフトどおりスケジュールを乱さない。職場の環境に適応する」(派遣歴2年)と契約更新のために絶えず努力している姿が浮かび上がった。

 政府では現在、派遣法改正の内容が議論されているが、直接雇用をあまりに重視すると、職種によってはアルバイトとなってしまうケースも想定され、賃金を含めた処遇低下が懸念される。

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