ファミコンセットを約118万円で落札、激レアゲーム入りで価格高騰。

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発売から四半世紀が経ち、近年はコレクターズアイテムとして売買されることが多いファミコンとその関連商品。オークションでも頻繁に売買が行われ、中にはレアアイテムとして高値で取引されるモノもあるが、先日、米国のオークションサイト「eBay」で北米版のファミコン「NES(Nintendo Entertainment System)」とソフト5本のセットが1万3,105ドル(約118万円)で落札された。

このセットは「NES」本体にコントローラー、「ファミリー ファン フィットネス スタジアム イベント(以下、スタジアム イベント)」「メジャーリーグベースボール」「ティーンエイジ ミュータント ニンジャ タートルズ2」「スーパーマリオブラザーズ3」「スーパーマリオブラザーズ/ダックハント」のソフト5本。一見するとただの中古本体とソフトの詰め合わせだが、これだけ価格が高騰した理由は「スタジアム イベント」にある。

「スタジアム イベント」は、日本では1986年にバンダイから発売されたファミリートレーナー用ソフト「ランニングスタジアム」の北米版。米国では1987年にテスト販売されたが、生産されたのは2,000本ほどで、実際に消費者の手に渡ったのは200本程度、さらに完璧に近い状態で現存するのは10本程度だと言われている。まさに“激レア”なソフトというわけだ。

オークションは2月3日に9.99ドルからスタート。その後、同日中に価格は6,500ドルまで一気に跳ね上がり、2月10日の入札終了時には1万3,105ドルで落札された。コレクターでなければ「昔のソフトが100万円を超えるなんて!」(※今回のセットは「スタジアム イベント」以外の本体&ソフトにはそれほど価値はない)と驚いてしまうところだが、複数ユーザーによる入札合戦が繰り広げられた状況からも、このソフトの“価値”をうかがい知ることができる。

ちなみに、昨年7月には“世界一レアなゲームソフト”と言われる「Nintendo World Championships 1990」が1万7,500ドル(約165万円=当時)で落札され、話題を呼んだ。このソフトは1990年に米国で開催された世界大会のため116本のみ生産されたNES向けソフトで、「『スーパーマリオブラザーズ』でコイン50枚獲得」「『ハイウェイスター(Rad Racer)』で専用コースを完走」「テトリス」の人気3作品をフィーチャーしたミニゲームで構成されている。

生産された116本のうち90本はグレーのカートリッジで、同大会の決勝進出者に贈られたもの。残りの26本は黄金のカートリッジで、米ゲーム誌「NINTENDO POWER」主催のコンテストで特賞受賞者1人、次点受賞者25人に贈られた。黄金のカートリッジはコレクターの注目度も高く、2007年にネットオークションへ出品された際は、24本のソフトとのセットで2万1,400ドル(約200万円=当時)、2008年には単体で1万5,000ドル(約140万円=当時)で落札されている。