「いやぁ、ヒドイです。まったくチケットが売れてないんです」

 目前に迫ったプロボクシング世界戦を前に興行関係者が焦り顔だ。7日、神戸ワールド記念ホールで亀田大毅が王者デンカオセーン・カオウィチットに挑むWBAフライ級タイトルマッチの前売り状況が、非常に悪いのだという。

 この興行関係者は、亀田ジムとの関係から一部のチケットを販売することになったというが「予想以上に売れないので、早々に招待券のハンコを押すことにしました。というのも、売れなくても確実に席に座ってくれる人に渡れば、後で清算するときに考慮してくれるんです。ただ、絶対に来てくれる人というのも今回はなかなかいないですよ。実際、無料でもチケットを渡すのは難しくて、手元にまだごっそり残っているんです」

 実際、インターネットオークションでも売られている今回のチケットは、落札価格が定価の半額以下という状況だ。今回、大毅が勝てば、内藤大助を下した兄・興毅との兄弟同時世界王者という快挙になるのだが、それを期待する雰囲気はあまり感じられない。

「正直、昨年10月に同じデンカオセーンと試合をした大毅の世界挑戦は試合内容がお粗末で、テレビ観戦した人たちからも不評でしたからね。それに加えて11月の興毅と内藤の試合も、興毅が打ち合いを避けたことで大凡戦。亀田のボクシングはつまらないっていう意識が定着しちゃっているんじゃないでしょうか」(同関係者)

 それでも亀田がらみの試合中継ではテレビ視聴率が高く、"不人気ながら注目度は衰えず"の状況は依然として続いている。

 内藤大助が復帰を決めたことで、興毅との再戦の可能性が浮上。また今回、大毅が勝った場合は前王者・坂田健史との試合が義務付けられており、こちらは裁判で係争中の「協栄ジムvs.亀田ジム」という因縁マッチになることから、TBS関係者は「この2大タイトルマッチをカップリングでやれるなら3時間枠も検討できる」と息巻いている。

 テレビ関係者だけが大喜びの亀田世界戦。実はすでに三男・和毅の世界タイトルマッチのプランもあるという。

「和毅はWBC中南米王座というローカルタイトルを獲得したので、世界ランク入りは確実。同級王者で減量苦がささやかれている長谷川穂積が王座を返上して階級アップしてくれたら、空位の王座決定戦に出場できないかとWBCに交渉する動きがあったんです。でも、この動きを察知した長谷川と契約の日本テレビが待ったをかけたようで、長谷川は急きょ現王座を防衛すると発表しちゃいました。現在、和毅は別の方法を検討中です」(TBS関係者)

 事の成り行きはともかく、ボクシングの世界タイトルマッチの交渉がテレビ局主導で進んでいることが判明した今回の事態。これには前出の興行関係者も大量の招待券を手元に「亀田はテレビ中心に動いているから会場の集客なんかどうでもいいんだろうねえ」とボヤいていたが......。


※画像はTBS『ボクシング WBA世界フライ級タイトルマッチ』より



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