ユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンがアルベルト・ザッケローニ新監督について、次のような評価をした。

「最初の印象は良いものだよ。落ち着いているし、ベストの形で、僕らを苦しめている状況を解決するために、大幅に変え過ぎようということもない。例えば、セットプレーからの避けられない形での失点だよ。彼のちょっとした仕事によって、徐々に坂道を上がっていけるはずさ」

「監督は魔法の杖を持っているわけじゃないけど、僕ら全員が彼の仕事についていこうという意欲を持っている。精神的なことと戦術と、どちらの方が大きいか? 両方とも一緒だよ。3バック? 問題ないよ。僕はパルマで、レンツォ・ウリヴィエーリ監督時代に3バックをやっている」

「今は戦術のことは最後に後回しだ。監督が選ぶことだよ。誰か一人が不満を持ったら、全員が3歩後退となってしまう。ザッケローニ監督が(シーズン終了までの)橋渡し役? 彼はもうい1年のオプションを持っている。今、彼の未来について話すのは早すぎるよ」

一方で、ブッフォンは解任されたチーロ・フェッラーラ監督について、次のように話している。

「残念ながら、25人の選手たちを代えるよりも、一人の人間を代える方が簡単なんだ。でも、選手たちが少しの責任感を持っているなら、もう言い訳できないことは分かっているはずだよ。ベンチの交代は僕らに責任を与えるんだ。一人だけに責任があるんじゃなく、全員にあるんだよ」

「解任は選手たちに対する警告でもあるんだ。フェッラーラのことは残念だよ。僕らは最高の形でスタートしたのに、彼がすべての代償を払うことになった。僕ら選手たちに対しても同じ、全体的な失敗なんだ。チーロはリベンジするはずだと思っているよ。クラブはこのプロジェクトを最後まで続けようとしたんだ」

また、南アフリカでのワールドカップ(W杯)については、「僕らは勝つために行く。選ぶのは監督だけど、僕は力のあるイタリアを望んでいるよ。誰が招集されるかは重要じゃない。(ケガの)マウロ・カモラネージとヴィンチェンツォ・イアクインタ? 彼らはユーヴェと代表にとって大事な選手だ。コンディションを取り戻すための時間を与えるべきだよ。ケガは言い訳じゃない。ただ、大きな影響はあったね」と話している。