相撲協会と警視庁の癒着も!? 麻布署が朝青龍を現行犯逮捕しなかった裏事情

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 4日、横綱・朝青龍が引退を表明した。協会側はこれで幕引きにしたいところだろうが、今回の暴行問題には、被害者が被害届を出さず、朝青龍に高額の慰謝料を支払わせての示談という形をとったり、個人マネジャーが被害者の身代わりを名乗ったりするなど謎な部分がいくつもあった。特に見逃してはならないのは、事件当日、麻布警察署が暴れた朝青龍を現場で確認していながら、逮捕も聴取もしなかった点だ。

 麻布署といえば、その土地柄からか、以前より芸能界などとの癒着がささやかれる署でもある。押尾学の逮捕にあたっても、女性の死亡直後に「事件性なし」と一方的に通達したり、捜査情報の一部が押尾関係者に漏れた疑惑があるなど、おかしな動きが見られた。朝青龍の暴行を確認しながら放置したのも、何か裏事情があるのではないかと勘ぐられても仕方がない。

 これについては、ベテラン相撲ジャーナリストが「日本相撲協会と警視庁の"握手"が背景にあるからではないか」と指摘する。

「今回の初場所で、協会は警視庁組織犯罪対策3課とタッグを組んで、両国国技館からの暴力団員排除を開始しています。これによる警察側のメリットはかなり大きいのですが、あくまで角界の協力があってできること。交換条件じゃないですけど、この協力を得るために警視庁が角界の不祥事に対して自主的に配慮したと見る向きもあります」(同ジャーナリスト)

 実際、初場所では延べ150人もの捜査員が派遣され、9日目の18日には観戦中の暴力団組長が向こう正面花道脇の維持員席から一般席に移動させられており、チケット入手ルートの解明に役立つことになってはいる。

 警視庁の暴力団排除といえば、一昨年にプロボクシングで当時世界王者だった内藤大助の興行でも、警視庁が乗り出して暴力団組員の排除に成功している。奇しくも、これも両国国技館興行が最初だった。この件を記事にしたスポーツ紙の記者によると「あれは日本ボクシングコミッションと警視庁の連携によるもので、その代わりに警視庁は、元ボクサーの警察官採用を特別に行なうバーターで、ボクシング界に返礼している」と語る。

 つまり、警視庁が暴力団排除への協力の見返りに、何らかの配慮をした例があるということになる。

 ただ、朝青龍の件は結局、マスコミの大々的な報道を受けて、警察が事情聴取をしなければならない状況になった。

「聴取とはいっても形ばかりのもので、現場で逮捕するのとは大違い。警察は有名人とか特定の業界が相手の場合は、そういうところに恩を売る形をとって自らの仕事にメリットを見出すことがあるはず。特に麻布署はそういう疑念が最も強い署ですよ」(前出の相撲ジャーナリスト)。

 また、朝青龍をバックアップする支援者の中には、警察関係に顔が利く筋がいるという話も漏れ伝わる。前理事長・北の湖など協会の面々が朝青龍にやたら甘かったのも、そうした背後関係に配慮しているからではないだろうか。

 平成最強の横綱が図らずも暴きかけた業界の暗部は、またしても闇に葬り去られようとしている。
(文=小林一朗)


※画像は『横綱 朝青龍』ゴマブックス



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