ザロムスキーの蹴りを上回るリーチで放たれるニックの両フック。DREAM王者を1RでKOへと追い込んだ

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1月30日(土・現地時間)、フロリダ州サンライズのバンクアトランティック・センターでは今年初のイベントとなる、Strikeforce「Miami」が開催された。

Strikeforce世界ウェルター級王座決定戦として行われる“悪童”ニック・ディアズדDREAMウェルター級王者”マリウス・ザロムスキー戦を筆頭に、女子MMAの頂点を争う戦い=クリス・サイボーグ×マルース・クーネン戦、元エリートXCミドル級王者ロビー・ローラー×猛獣メルビン・マヌーフ戦など、日本のMMAファンにとっても見逃せない試合が並んだ同大会。その他にも、元WWEスーパースターのボビー・ラシュリーや元NFLプレイヤーのハーシャル・ウォーカー、さらには、ATTの柔術コーチとして知られるマルコ・パフンピーニャ・ダマッタのメジャープロモーション初挑戦など、圧巻のラインナップが揃った。

そんなメインイベントは、ニックの長いリーチから繰り出される左右のフックが要所でザロムスキーに襲い掛かると、最後はケージに詰められたザロムスキーが渾身の力を込めた左を放とうとしたところへ、ニックの左がその顔面を打ち抜いた。

セミファイナルで行われた女子世界ライト選手権試合は、序盤から台風のようにパンチを振り回すサイボーグが、マルースのテイクダウンにも抜群のディフェンスをみせると、3Rに入って徐々に防御一辺倒になったマルースを押し切るようにパウンドで快勝した。

また、KO必至と期待を集めたローラー×マヌーフの一戦は、マヌーフのパンチやローに絶体絶命のピンチに陥ったローラーが、マヌーフの顔面がガラ空きになった隙を逃さず、右フックを叩き込み、見事な逆転KO勝利挙げた。

さらに、ラシュリー&ウォーカーは、元UFCのベテラン=ウェズ・シムズ、グレッグ・ネギーにそれぞれ勝利。第3試合に登場したパフンピーニャは、パブロ・アルフォンソを相手に、1R1分強まさかの一本負けを喫している。

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<Strikeforce Miami 全試合結果>

Strikeforce世界ウェルター級王座決定戦/5分5R
○ニック・ディアズ
(米国)
1R4分38秒
TKO
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マリウス・ザロムスキー×
(リトアニア)
女子世界ライト選手権試合/5分5R
○クリスチャン・サイボーグ
(ブラジル)
3R3分40秒
TKO
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マルース・クーネン×
(オランダ)
ヘビー級/5分3R
○ハーシャル・ウォーカー
(米国)
3R2分17秒
TKO
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グレッグ・ネギー×
(米国)
ミドル級/5分3R
×メルビン・マヌーフ
(オランダ)
1R3分33秒
TKO
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ロビー・ローラー○
(米国)
ヘビー級/5分3R
○ボビー・ラシュリー
(米国)
1R2分6秒
TKO
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ウェズ・シムズ×
(米国)
ウェルター級/5分3R
○ジェイ・ヒエロン
(米国)
3R終了
判定
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ジョー・リッグス×
(米国)
フェザー級/5分3R
○パブロ・アルフォンソ
(米国)
1R1分47秒
腕ひしぎ十字固め
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マルコ・パフンピーニャ・ダマッタ×
(ブラジル)