安藤サクラ
 俳優の奥田瑛二を父に持ち、昨年は映画「愛のむきだし」、「罪とか罰とか」、「クヒオ大佐」という個性的な作品に次々と出演している安藤サクラ。独特の雰囲気と高い演技力で若手女優の中でも大きな注目を集めている。そんな安藤が、松田翔太主演映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」でアジア版アカデミー賞と呼ばれる「アジアン・フィルム・アワード」の助演女優賞にノミネートされた。

 本作は、2005年、「ゲルマニウムの夜」で世界中から絶賛浴びた大森立嗣(たつし)監督のオリジナル脚本作品。施設で兄弟のように育った男2人が、過酷な状況を打破する為に旅立つという時代を反映したセンセーショナルなストーリー。

 「アジアン・フィルム・アワード」では、昨年は本木雅弘が「おくりびと」で主演男優賞に、「トウキョウソナタ」が作品賞に選ばれており、本年も「しんぼる」で松本人志が主演男優賞にノミネートされている他、「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」で松たか子と広末涼子がそれぞれ主演女優賞、助演女優賞でノミネートされている。

 「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」は、第60回ベルリン映画祭フォーラム部門での出品が決まっているが、国際映画祭での上映や日本での劇場公開もまだされていない作品がノミネートされるのは異例であり、作品への大きな期待が高まっている。

 映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」は、6月12日(土)より新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペース、池袋テアトルダイヤ他全国ロードショー。

ケンタとジュンとカヨちゃんの国 - 作品情報