マーケティングセンスを高めるために必要なことは何かと聞かれれば、その一つは間違いなく「観察力を高めること」だといえる。さらに、観察したものを自分なりに「解釈する」。そんな練習のオススメだ。

 まずは「ネタ探し」だ。常に「アンテナ」を立ててそこに何かが引っかかる状態にしておく。そして街を歩いてみるのもいい。もしくは店舗内を観察するのもいいだろう。

 コンビニエンスストアに注目してみよう。ヒットを狙う商品がしのぎを削る店内はネタの宝庫だ。また、コンビニ自体も過当競争が進み、店舗の統廃合やリニューアルが進んで新しい動きが活発だ。新しいタイプの店舗では、店内で商品を飲食できるイートインコーナーを併設した店舗の増加に気がつかないだろうか。1980年設立当初よりイートインメニューを売り物としているミニストップだけでなく、ファミリーマートやナチュラルローソンなど、他チェーンでも展開が目につく。
 イートインコーナーで飲食をしている消費者の姿に注目しよう。ランチタイムなどが賑わっている。そこで、どんなものを食べている人が多いだろうか。オフィス街のコンビニで筆者が気になったのは、カップスープとおにぎり、総菜、サラダなどを組み合わせて食べている来店客の姿だ。若年層、中年、男女問わず幅広い客層がそんなメニューをランチにしている姿が見受けられた。商品の棚を見ると、総菜のラインナップ充実はコンビニ業界のしばらく前からのトレンドだが、カップスープの棚に新商品が随分増えていることがわかる。特に、ただスープではなく、パスタや穀類、春雨などの炭水化物が一緒に入った低カロリータイプのものが充実している。

 さて、そんなコンビニ・イートインコーナーの昼下がりの風景を観察したら、少し情報を補完してから「解釈」をしてみよう。

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