女子カート部を率いる部長の塚本奈々美。「レース会場では外見が乱れても気にしません」と真剣に取り組む姿勢を話した。<br>(会場:千葉・幕張メッセ、撮影:野原誠治)
 世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン 2010 with NAPAC」が15日、千葉・幕張メッセ(美浜区中瀬2-1)で開幕した。1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートしたこのイベントは、1987年に「東京オートサロン」と名称を改め、今年で28回目。

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 同イベントの出展社は、自動車メーカー、パーツメーカー、カスタムショップ、学校や関連団体など。自動車業界は、若者の深刻な車離れが叫ばれるなど“暗いムード”から抜けきれていないが、この会場は前回よりもスケールアップ。昨年比約20%増の402社が参加し、展示車両も625台に上った。

 開催期間は15日から17日までの3日間。展示車両はもちろん、トークショーなどのステージイベントが目白押しだ。トヨタのブースでは、同社の多田哲哉チーフエンジニアが登壇。個人的なチューニングを施すなら「藤原拓海(人気レーシングコミック「頭文字D」の主人公)仕様のように、下り坂が速いようにしたい」とユニークな話を展開。今後、コンセプトカーの記者発表は「D1グランプリ(ドリフト走行を中心としたモータースポーツ)の会場でデビューさせたり、面白いやり方をしたい」とアイデアを披露する場面もあった。

 各社のブースから、来場者に向けてキュートな笑顔を振りまいてくれるコンパニオンをフォトレポート。東ホールのベストカーのブースでは、「女子カート部」のメンバーがお出迎え。現役レースクイーンやグラビアモデルの一面を持ちながら、カートレーサーとしても活躍する彼女たち。「ダボッとしたレーシングスーツはイヤ」という女性レーサーために、デススピード社と商品開発を行ったレーシングスーツを披露。部長を務める塚本奈々美は「表面的な取り組みだけでなく、レース中の度胸も見てほしい」とアピールした。

 開催時間は午前9時から午後6時まで(17日は午後5時に終了する)。入場料(当日券)は大人2,000円、中・高校生が1,500円。小学生以下は保護者同伴に限り無料で入場できる。

■関連リンク
東京オートサロン - 公式サイト
女子カート部LELS(JKB) - 公式サイト
D1グランプリ - 公式サイト