iPhoneを携帯カイロにするアプリ

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Charlie Sorrel

『Pocket Heat』は、iPhoneをヒーターに変えるアプリだ。指をすべらせて、必要な熱さまでダイヤルすると、CPUや他のプロセッサーをフル稼働させて本体を熱くしてくれる。もしこれが普通のコンピューターだったら、マシンの冷却ファンがぶんぶんうなり、ヘアドライヤーのように熱い風を送ってくるところだろう。

しかし残念なことに、現在のバージョンでは、もう加熱は起こらないようで、ただ画面を光らせるだけだ。iPhone Storeのページによると、「加熱性能はなく、バッテリーの枯渇は起こらない」。単に、「暖かそうなグラフィックと効果音が出る」だけだという。

おそらくは、バッテリーの低減やコンピューターの過熱を恐れた消費者たちの声によって、この変更がなされたのだろう。たしかにこのアプリは馬鹿げている。しかし人は、時に馬鹿げた行動をする選択も、許されていいのではないだろうか。筆者の意見では、2ドルを出して、ただヒーターの画面を見るほうが馬鹿げているように思う。

WIRED NEWS 原文(English)