デップと共演の注目作がようやく前進
相次ぐ降板劇に悩まされていた新作スリラー「ザ・ツーリスト(原題)」のキャストと監督の人選がようやく落ち着いたようだ。

米エンターテインメント・ウィークリー誌によると、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが夢の共演を果たす同作で、長編監督デビュー作「善き人のためのソナタ」(06)でアカデミー外国語映画賞を受賞したドイツ人監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクがメガホンをとることが決定したという。

当初同作の監督に予定されていたバハラット・ナルルーリ(「ダウンタイム」)が降板したのちに浮上した監督候補のなかにフォン・ドナースマルク監督の名前もあったが、昨年11月ごろに「クリエイティブ面での相違」を理由に降板したと報じられていた。それが事実であれば、同監督に再考を促す何らかの進展があったのかもしれない。

05年の仏スパイスリラー「アントニー・ジマー」(ジェローム・サル監督)をリメイクする同作は、国際刑事警察機構インターポールの女性捜査官(ジョリー)がひとりのアメリカ人観光客男性(デップ)を利用して、彼女の恋人だった犯罪者をおびき出そうとするというストーリー。当初のキャスティングでは、ジョリーの役をシャーリーズ・セロンが、デップの役をトム・クルーズ、クルーズ降板後はサム・ワーシントンが演じることになっていた。オリジナル版ではソフィー・マルソーとイバン・アタルが主演した。