NAOKI:ともすれば、もっと刹那的になると「コンピュータの中だけでやることの方が、今っぽくて格好いい」と思っちゃってる人も出て来てるかもしれないし。でももう一回、発信すること、夢を与えることに対しての責任というかさ、「その音楽を聴いて子供が育つかもしれない」と考えると、本当はCDなんてそんな簡単に作れないんだよ。ビートルズの時代から、音楽を作るためには金も時間も掛かるし、そういうことをちゃんとやっていかなきゃいけないんだろうな、というのはすごく思いますよ。だから今、ヨーロッパが元気になってきているのって、オートクチュール的な資本主義の考え方と、アメリカ型の資本主義の考え方って、同じ資本主義でも全然違うじゃないですか?…って、なんか堅い話だなぁー(笑)。

KUMI:いいんじゃないですか(笑)。

――美術や建築などの芸術にも関心があるのだと思いますが、音楽以外で癒しを感じたり、リラックスできるものは?

KUMI:私は結構、本が好き。言うほど読まないけどね。

NAOKI:メチャメチャ読んでるよね。話し掛けちゃいけないのかな?と(笑)。

KUMI:そんなことないよ(笑)、暇があればいくらでも読みたいけど。本は色んなことを教えてくれるからね。落ち着くし、どこでも楽しめるし。小説でもノンフィクションでも何でも好き。

NAOKI:俺は、絵が好きですね。本当は描きたいけど時間が無いし、昔は描くのが好きだったんだけど下手くそになっちゃったので(笑)。中世のイタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロが好きですね。前にとある絵が東京に来た時は、5〜6時間その絵の前に一人でずーっといて(笑)。

――あくまでイメージなんですけど、LOVE PSYCHEDELICOって、あまり日本にいなさそうなイメージを勝手に持っていて(笑)。制作以外にも色んな国に行ってそうだなと。

KUMI:(笑)。旅行は大好き。

NAOKII:KUMIは、レコーディング中でも旅行に行きますよ(笑)。

KUMI:だって去年は1年もレコーディングだったからね。でも、夏休みにパラオに一週間ぐらいしかいかなかった(笑)。海に行ったぐらいかなー。寒い所も、どこでも好き。調べたんだけど、南極点に行きたいんだよねー。

NAOKI:だって、KUMIはヒマラヤにも行ってるからね。普通、「海外旅行はどこに行きました?」とか聞かれて「ヒマラヤ」とか言わないからね(笑)。

KUMI:登った(笑)。一人で行っちゃうからね。

NAOKI:一ヶ月ずっと登り続けていたって、すごいよね(笑)。

KUMI:南極半島まで船で行くツアーは50〜60万円で行けるんだけど、南極点になると900万円ぐらいするの!さすがに行けないなーと思って。

NAOKI:あと300万円ぐらい足したらさ、大気圏に…。俺は寒いだけより、そっちの方がいいなー(笑)。

――宇宙に興味があるんですか?

NAOKI:大好きですねー。俺よく「Newton」とか買ってるよね(笑)。

KUMI: NAOKIは科学系だね(笑)。

――目に見えないものというか、スピリチュアルな話が好きなアーティストの方って多いですよね。

NAOKI:音楽って、目に見えないものだから。

KUMI:そういう意味で、目に見えないものは信じるよね。