イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』のアンドレア・ラマゾッティ記者に対し、インテルのジョゼ・モウリーニョ監督が暴言を吐いた件は、まだ終わりを迎えていなかった。同監督は公の場でこの件に説明し、「プライベートな場での謝罪」を申し出たものの、今度は同監督が処分対象になったとのニュースが届けられたのである。昨年12月13日のアタランタ戦で記者といさかいを起こした問題は、モウリーニョ監督への処罰へとつながる可能性がある。

イタリアサッカー連盟はスポーツ法違反があったとして、同監督を規律委員会へ召喚することを決定した。ラマゾッティ記者に対して暴言を吐き、「腕をつかんだ」責任が同監督にあることが理由だ。監督責任があるとして、インテルも召喚されている。

モウリーニョ監督はすでに記者へ暴言を吐いたことは認めているが、肉体的な接触に発展することはなかったと否定している。また、彼によれば「ピッチと仕事に」関連していないことであり、同監督は規律審議に関して信用していないという考えも明らかにしていた。だが、サッカー連盟はそう考えていないようだ。

なお、インテルはMFデヤン・スタンコビッチが9日のシエナ戦で右足の筋肉を負傷しているが、軽度の損傷であることが分かった。同選手は12日にもリハビリを開始する予定となっている。