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 「UNIQLO(ユニクロ)」を展開するファーストリテイリングは、2010年8月期第1四半期の業績が大幅な増収増益を達成し、2010年8月期の連結売上予想を、期初計画の7,980億円から過去最高の8,200億円に上方修正した。同グループが掲げる、2020年の売上高5兆円の目標に向けて歩を進める。

 ファーストリテイリングの2010年8月期第1四半期(2009年9月〜11月)の業績は、売上高2,634億円(前年同期比39.8%増)、営業利益610億円(同49.1%増)、当期純利益348億円(同57.2%増)と大幅な増収増益を達成した。好調な業績の背景は、主力の国内ユニクロが大幅な増収増益となったことと、海外ユニクロの収益拡大だ。

 国内ユニクロ事業は、ネオレザーをはじめとしたアウターなどの新商品が好調だったこと、パリのグローバル旗艦店のオープン、デザイナーのジル・サンダー氏との取り組みによる「+J」の販売開始など話題も多く、「ファーストリテイリング60周年記念キャンペーン」の実施や、機能性ウエアのヒートテックの販売数量を前年に比べて大きく増やしたことも大幅増収に寄与。期初計画に比べて売上高で200億円、営業利益で100億円上回る結果となった。

 海外ユニクロ事業では、10月1日オープンしたパリのグローバル旗艦店の成功が収益拡大につながった。グローバル旗艦店の売上が予想を大きく上回っているユニクロ・フランス、売上が好調な米国、英国、および中国の業績修正幅が大きくなっている。なお、2010年春にはモスクワにロシア1号店を出店を計画している。

 国内関連事業では、GOVリテイリングの業績はほぼ計画通りだが、キャビンの業績が下ぶれたことから、国内関連事業全体では期初計画を下回る水準に。傘下のジーユー事業が計画を上回り大幅な増収増益、出店も年間50店ペースで順調に拡大している。靴事業は、フットパークの閉店を進めたことで、閉店セールの影響から赤字幅が拡大した。

 ファーストリテイリングの今後の業績見通しとして、2010年8月通期の連結業績予想は売上高8,200億円(前期比19.7%増)、営業利益1,305億円(同20.1%増)、経常利益1,255億円(同23.9%増)と、いずれも期初計画から増額修正している。