人気作家・西尾維新原作アニメ『刀語』全話のシナリオが流出 問われる危機管理

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 小説「物語シリーズ」(講談社)や、人気作『DEATH NOTE』(集英社)のスピンオフ小説、「週刊少年ジャンプ」(同)連載中の『めだかボックス』の原作も手がける人気作家・西尾維新。同じく彼の作品である『刀語』(講談社)が、1月からアニメ化されるが、その『刀語』のオープニング映像のほか、内部の人間しか閲覧できないはずのキャラクターデザイン、さらにほぼ全話のシナリオや絵コンテまでもがネットを通じて流出するという、前代未聞の騒動が発生した。あるアニメ雑誌のライターが周辺事情を明かす。

「『戯言シリーズ』(講談社)で『このライトノベルがすごい!2006』の1位を獲得し、頭角を現した西尾維新。『化物語』もアニメ化されて人気を博し、現在ライトノベル界で最も勢いがある作家として一目を置かれています。そんな彼が描いた全十二巻の時代小説『刀語』がアニメ化され、フジテレビで1月25日(毎日放送1月27日、BSフジ1月30日)から放送スタート。毎月1話、各話1時間で全十二巻を完全映像化するという"大河アニメ"としてアニメ業界でも話題を集めていました」

 人気作家の作品を月に1回、1時間という通常のアニメのフォーマットとは異なる大胆な放送形態で放送する話題作だった『刀語』。今回の騒動について、制作会社のWHITE FOXは公式ホームページで次のように声明を発表した。

「平成22年1月4日未明に、弊社FTPサーバに対する第三者にハッキング行為による作品機密資料の流出という事態が発生しました。このような事態に対し、関係各社様および作品を楽しみにしていた視聴者の方々に多大なご迷惑、ご心配をおかけすることになりました事を深くお詫び申し上げます。以後の動向については警視庁ハイテク犯罪対策総合センターおよび弊社サーバ管理担当との連携を取りつつ捜査を進めて参ります」

 1月1日には、大手ブログサービス「アメーバブログ」で芸能人ブログのIDとパスワードが流出するなど、企業の情報流出が相次いでいる。パソコン、インターネットの活用により、あらゆる業務の効率は飛躍的に向上し、利便性も増すようになった。だが、光あれば影があるように、セキュリティの管理能力を、企業はさらに考えなければならない事態となっていきそうだ。


※画像は刀語オフィシャルページより



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