インテルがFWマリオ・バロテッリに対して科せられた罰金処分について、異議を申し立てた。同選手をめぐっての騒動は、政治的な論争にまで発展している。

バロテッリは6日のキエーヴォ戦で、途中交代した際にキエーヴォのファンへ挑発的な拍手を繰り返したとして、7000ユーロの罰金処分を科されている。だがインテルは、これを不服として異議を申し立てることを発表した。

さらに、政界のインテルのファンクラブ『Inter Club Palazzo Madama』の会長で、野党民主党のベネデット・アドラーニャ上位議員は、声明文のなかで、バロテッリに対する処分を強く批判している。

「イタリアのスタジアムを荒らしまわり、有色人種の選手を侮辱している人種差別主義者に、私は大いなる不快を感じている。しかし、そういったことに対して、なぜ異なる手段で続けなければいけないのかが理解できない」

「キエーヴォ戦を担当したピエルパオリ主審は、キエーヴォのルシアーノに対する差別的ブーイングだけを耳にし、バロテッリに対するそれは聞かなかったかのようだ。おそらく、彼は聴力測定が必要なんだろう」

「スポーツ判事のトゼル氏も考えるべきだ。彼はインテルのストライカーに罰金を科した。彼がした拍手が挑発的で、議論を呼ぶものだったのは間違いない。だがそれは、彼が試合を終えたときに、自分に対して『黒んぼのイタリア人!』と叫んだキエーヴォの一人のファンに対してやったものだった」

「人間として理解できる過ちを罰したのに、深刻な人種差別的振る舞いについては許すことになってしまったんだ」