トーゴ代表主将アデバヨル、帰国も示唆
トーゴ代表主将のエマニュエル・アデバヨルは8日にアンゴラでチームバスが銃撃され、死傷者が出た事件の数時間後、帰国の可能性を示唆した。

カビンダのベースキャンプに向かっていたバスが襲撃され、運転手が死亡、DFセルジ・アカクポとGKオビアレ・コッシの2選手ほか7名が負傷している。

アフリカネーションズカップは10日に開幕するが、トーゴは11日にカビンダでガーナと初戦を戦うことになっている。

アデバヨルは、「選手の多くは帰国したがっていると思う。死者が出たのを目撃したんだから、この大会にはもういたくないと思っている。今日の事件を目撃したら安眠なんてできないよ。チームメートの1人が体に銃弾をくらって、意識不明になるのを目撃したんだからね」と話した。

フランスのオセールから昨季ルーマニアのFCヴァスルイに加入した22歳のアカクポは体に銃弾を2発受け、多量に出血したが、今では危機を脱したと、所属クラブが発表した。

「僕らはまだショック状態だ。安全が確認できなければ、(土曜日に)ここを出る。僕らは命を犠牲にする気はない。チームで何でも話し合っているから、自分たちのキャリアや家族にとってベストの選択をするだろう」と、チームミーティングの前にアデバヨルは付け加えた。