6日のキエーヴォ戦にすれば、セリエA100試合出場という記録を達成するインテルMFパトリック・ヴィエラ。だが同選手は、早ければ7日にもマンチェスターへと向かう。関心を抱くリヨンが最後に攻勢に出なければ、彼はマンチェスター・シティへと移籍するだろう。

インテルは一人を放出すると一人を獲得している。ダビド・スアソをジェノアへレンタル移籍させ、ゴラン・パンデフを獲得した。つまり、ヴィエラを放出すれば、新しいカードが用意されるということだ。そして、昨夏からインテルが追っているのが、ローマMFジュリオ・バチスタである。パワーと戦術的柔軟性を合わせ持つ同選手を、インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は高く評価している。

レンタル移籍をベースに、すぐにビジネスがまとまる可能性もあるが、現時点でローマは完全移籍での売却を考えている。だが、マッシモ・モラッティ会長はこの考えをあまり気に入っておらず、それが理由からか、インテルは直近にほかの選手にも目を向けている。

そのうちの一人が、ヘルタ・ベルリンに所属するセルビア代表MFゴイコ・カチャルだ。また、パルマMFマクドナルド・マリガという案もある。一方、ラツィオMFクリスティアン・レデスマを獲得となれば、よりインテルにとって都合が良いのは確実だ。同選手は20日間ほどで、パンデフのように“自由"になる可能性があるからである。