黒谷友香
 女優の黒谷友香が、1月13日午後9時放送のテレビ東京系スペシャルドラマ「ジロチョー 清水の次郎長維新伝」で、中村雅俊演じる、海道一の親分・清水次郎長を支える妻、お蝶役を演じる。

 博徒として名を馳せた次郎長親分を支え、一家を仕切る妻。劇中では、ド迫力の啖呵をきる黒谷だが、実は、プライベートでは「甘えたいタイプ」だという。最近、一段と艶やかさを増した黒谷に、ドラマの見どころや結婚について聞いてみた。

――今回のドラマ「ジロチョー 清水の次郎長維新伝」の見どころは?

黒谷友香(以下、黒谷):今回の次郎長は、完全無欠じゃなくて、弱いところもあります。それで、私も頑張ろうと思っていただいたり、仲間を思う気持ちを素敵に感じたりして欲しいですね。時代劇って、「こいつを助けるためなら俺の命なんていらない」みたいなやりとりが出てくることが多いので、人を思う気持ちが現代劇よりも、分かりやすいかなと思いますね。

――その中で、次郎長を励ます妻役を演じています。

黒谷:縁の下の力持ちみたいな感じですね。ご飯の用意したりとか、身支度を整えたりとか。子分たちのお母さんのような存在です。

――現場の雰囲気はいかがでしたか?

黒谷:みんなでいるシーンは本当に楽しかったです。役を離れてペチャクチャ喋ったりするときも、みんな仲が良かったです。現場では、常にギターの音が流れていました(笑)。

――ギター!?

黒谷:(中村)雅俊さんがギターをお持ちで、待ち時間に弾いてらっしゃるので、それを聴きつつ待ってたりとか。

――着物姿でですか?

黒谷:そのまんま着物姿です。すごく穏やかな現場でしたね。

――役を演じていて難しかったところは?

黒谷:男衆に囲まれての姉さん的な感じが難しかったですかね。私は、どちらかといえば、甘えたいタイプなので。

――あ、そうなんですか。

黒谷:みんなをまとめて尻を叩くみたいな感じがあまり無いので、「背負い富士」っていう小説を読んで、お蝶さんについて調べたりしました。時代劇ならではの親分子分のつながりが、男気溢れていてかっこいいですよね。