FWゴラン・パンデフのインテル移籍が正式に決定した。同選手はインテルと2014年までの契約を結んでいる。4日、アッピアーノ・ジェンティーレ(練習場)に到着したパンデフは、メディカル・チェックを行ってから、インテル加入を正式に決定した。背番号は27番。6日のキエーヴォ戦が終わってからお披露目となる。

インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は、キエーヴォ戦からパンデフを起用する可能性も除外していないようだ。モウリーニョ監督は昨夏も、MFヴェスレイ・スナイデルをレアル・マドリーから獲得してすぐにスタメン起用している。

さらに、キエーヴォ戦ではMFデヤン・スタンコビッチとMFチアゴ・モッタが出場停止なうえ、MFエステバン・カンビアッソもケガで出場が危ぶまれている。カンビアッソはふくらはぎに問題を抱えており、4日には慎重を期して休みを取った。こういった中盤の問題も、パンデフ起用を考える理由の一つとなるだろう。

移籍が決まったこの日、パンデフは次のように語った。

「本当にとてもうれしく思っている。僕の夢はずっとインテルにとどまることだった。でも、同じように物事がうまくいくことはなかったんだ。でも、僕は成長し、男になった。本当の選手にね。ラツィオのおかげでもある。またインテルでたくさんの勝利を手にしたいと願っている」

「ここ数日は、(母国)マケドニアで練習していた。それまでの2カ月間は、ラツィオでトレーニングしていたよ。監督には使ってもらえる状態だ。決めるのは彼だけど、僕はキエーヴォ戦に出る準備ができているよ」

インテルでたくさんのゴールを決めたいと願っているパンデフだが、「何よりも大事なのは勝つことだ。スクデットを獲得し、チャンピオンズリーグでもうまくやることだよ」とコメント。最後に、「インテルは偉大なチームで、偉大なグループだ。だからこそ、今のインテルはたくさん勝っているんだよ」と、新たなクラブへの愛情を示している。