インテルのジョゼ・モウリーニョ監督やMFリカルド・クアレスマの代理人を務めるホルヘ・メンデス氏が、両者の今後について言及し、イングランド復帰が噂されるモウリーニョ監督の残留を強調している。

「なぜ疑問が生まれるのか、理解できないよ。モウリーニョは契約書にサインをすると、それを全うすることに慣れている。彼は2012年までの契約を結んでいるし、マッシモ・モラッティ会長のクラブのことだけを考えているよ。そもそも、彼がどんな人かを考えれば、問題があるならすでに発覚しているさ」

「(イングランド復帰を思わせる発言については)すべて誤解だよ。だが、彼がこれまでしてきた自分の仕事と、そして特にインテルにとても満足していることは保証できる」

「問題自体が存在していなかったんだ。彼は唯一無二の、世界でもっとも勝っている指揮官だよ。この数年で、イングランドで一度タイトルを取れなかっただけだ。イタリアではすぐに目標を達成した。これ以上、何を求められるんだ?」

また、メンデス代理人は「リカルドについても、うまくやると確信している。正しく練習しているし、インテルの一員としてやってくれると思っているよ」とつけ加えた。

一方で興味深いのが、やはりメンデス氏が代理人を務めるレアル・マドリーMFクリスティアーノ・ロナウドのことだ。同選手はマンチェスター・ユナイテッドへ行く前に、インテルへ移籍する可能性もあったという。だが、当時のクラブは“戦略的投資”につながらないと考えたようだ。

メンデス代理人は「確かに、C・ロナウドはマンUへ行く前に、別のイタリアのクラブにあと一歩というところだった。だが、どこのチームかは言わない。確実なのは、イタリアサッカーは2003年、圧倒的に偉大な選手の一人を獲得する機会を失ったということだ。C・ロナウドはペレのように軌跡を残す選手だよ」と話している。