『大人の科学マガジン』に新沢基栄 ジャンプ黄金世代の購買力は健在!

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 大人向け科学情報誌『大人の科学マガジン』で連載中の「大人のひみつシリーズ」の作画を『ハイスクール!奇面組』(集英社)の新沢基栄が手掛けた。

 新沢基栄といえば30代〜40代のジャンプ黄金世代(『北斗の拳』や『ドラゴンボール』、『キャプテン翼』などがジャンプ本誌で連載していた頃)を代表する漫画家である。そして『大人の科学マガジン』は、付録付きの大人向け科学情報誌で、付録により2,000〜3,500円と幅があり少々高めではあるが、二眼レフカメラやミニエレキギター、ピンホールカメラなどの豪華な付録が好評を得ている雑誌だ。

 小学生向け科学情報誌である学研の『科学』と『学習』、小学館の『小学五年生』と『小学六年生』が、部数低迷で相次いで休刊となったばかり。そんななかで数千円もする付録雑誌が販売されているのは、なぜなのだろうか?

「学研幹部が"十人十色ではなく、一人十色だ"といったように、ネットの普及により子ども達は、情報過多に慣れている。雑誌という限られたスペースで、ニーズを掴むことができなかったんでしょう。10代前半の思春期と反抗期が微妙に合わさった時期に比べれば、30代はある程度成熟した年齢。昔は、科学に興味もなかったが、年をとってから知的好奇心がうずき出すというのは、よくある話です」(出版関係社)

 ジャンプ黄金期世代の購買力もバカにできない。『ハイスクール!奇面組』が代表作の新沢基栄は、逆にいえば『奇面組』しか代表作がない、一発屋に近いマンガ家ともいえるのだが、連載から30年近く経っているにもかかわらず『奇面組』というコンテンツだけで食べていけている。これも「ジャンプ黄金期」というブランド力ゆえだろう。

 『キン肉マン』のゆでたまごも週刊プレイボーイで『キン肉マン二世』の連載を開始するや、アニメ作品になったり、パチンコやパチスロの機種となったり、牛丼屋とコラボしたりと予想以上の活躍をみせている。

 今後、コンテンツビジネスのキーワードは「ジャンプ黄金世代」になるかもしれない!?


※画像は『大人の科学マガジン Vol.26』(学研)



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