一時の勢いはなくなったかのように見えるモーニング娘。をはじめとするハロプロのアイドル達。だが、ハロプロの大ファンであるアナウンサーたちが、今もその思いを熱く語り尽くす番組がある。「渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分」(ラジオNIKKEI)だ。2002年に開始した同番組は、主に祝日に放送する不定期な番組でありながら、次回(2010年1月1日放送)で、第54回を迎える長寿番組となりつつある。その人気の秘密を探る。

同番組の主な出演者はラジオNIKKEIのアナウンサー達。メインパーソナリティーの渡辺和昭(50)は競馬中継などで活躍する、れっきとしたアナウンサーである。他にも中野雷太アナ、小塚歩アナ、同局営業担当のKさんらが、この番組ではハロプロのコンサートやイベントに”参戦”した話など”ヲタ全開”モードでしゃべりまくる。また、局内だけにとどまらず、過去には、松浦亜弥ファンの古川康佐賀県知事や、同じくあややファンの群馬テレビの大谷清美アナウンサーがゲストとして出演したことも。

毎回、出演者達の野太い声の大合唱「はしゃいじゃってよいのかな〜♪(松浦亜弥「トロピカ〜ル恋して〜る」のワンフレーズ)」で始まり、「LOVE涙色〜♪」で終わる同番組。ファンでない人が聴いたら引いてしまうかもしれないが、いつもマジメなアナウンサーらしからぬ、素に戻った等身大のハロプロ・ファンというところが同番組の人気の秘密だろう。終始、緩い雰囲気で進み、まるでハロプロ・ファン同士の雑談を聞いているようだが、そこがいいのだ。コンサートの参戦費用も自腹を切り、チケットの獲得にもコネは使っていない。仕事で作っている番組ではなく、まさにハロプロ・ヲタによるハロプロ・ヲタのために”趣味”として作っているかのような番組である。

元モー娘の紺野あさ美が、ラジオNIKKEIと同じ日経関連会社のテレビ東京に、アナウンサーとして内々定したと報じられている。紺野が同番組にゲスト出演することもありそうだが、ハロプロメンバーが出演するのが最終目標であり、そのとき同番組は終わると定義づけられているため、番組ファンとしては、実現して欲しいような欲しくないような複雑な気分であろう。

今ではラジオ局のポッドキャスト配信は珍しくなくなったが、日本初のラジオ局によるポッドキャストでの番組配信は、なんとこの番組であった。ラジオNIKKEIが聴けるラジオを持っていないという人は、オンデマンドやポッドキャストでも聴くことができる。気になった方は、是非、アナウンサー達のヲタ談義に新春から耳を傾けてみて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

【関連記事】
「パソコンから何かが・・・」松浦亜弥がパソコンを使えなかったワケ。
「モー娘。に入れなくて良かった」。木下優樹菜の発言に大慌て。
藤本美貴が”ミキティ”と呼ばれるホントのワケ。
仰天。新婚ミキティはケーキに”アレ”を乗せて食べる!
ハロプロVSヘキサゴン。運転免許試験回数対決!
-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから