日本映画への出演も待ち遠しい限り

写真拡大

2008年に台湾で公開され歴代1位の興行収入を記録したラブストーリー「海角七号/君想う、国境の南」(ウェイ・ダーション監督)が12月26日、シネスイッチ銀座で公開。ヒロインを演じた田中千絵、ファン・イーチェン、中孝介が舞台挨拶に立った。

台湾最南端の町を舞台に、ミュージシャンを夢見る郵便配達員の青年(イーチェン)と、異国の地でたくましく生きる日本人女性(田中)が繰り広げる恋愛模様を軸に、60年前に日本人教師(中)が台湾人女性に宛てた7通のラブレターが過去と現代を結びつける異色ラブストーリー。

田中は、台湾語でヒロインを熱演し「こうして私の故郷・日本で公開初日を迎えることができて本当に大きな感動を覚えている」と挨拶すると、しばし沈黙。「すみません、舞い上がってしまって……」と万感の表情を浮かべ、客席に改めて頭を下げた。今作での成功を機に、活動拠点を台北を中心にアジア全域へと拡大し「日本に帰ってこられるのは年に1〜2回。たまにとっさに日本語が出てこないこともあって」と照れ笑いを浮かべた。

この日は、台湾人の父を持つ参議院議員の蓮舫がスペシャルゲストとして登壇し「(現地の)大使館員や政治家からも『もう見たか?』と挨拶代わりのように言われていた」と話した。そして、「古き良き台湾の情景が懐かしかった。国籍を越えて人々がつながり、感動を生み出したことも素晴らしい」と日本公開に感激しきりだった。

公開初日を迎えたシネスイッチ銀座では、午前中の段階で全回満席、立ち見客も出る盛況ぶりだという。