−ユヴェントスではフェリペ・メロへの批判が高まっています。
「まったく、理解できないよ。分からないな。ユヴェントスは彼のテクニカルな特徴を知っていたんだろう? 彼は典型的なレジスタ(司令塔)ではない。セレソンではまったく間違った試合をしたことがないんだ」

−では、チーロ・フェッラーラ監督にアドバイスを。
「彼はフェリペを信頼すべきだ。話をして、ユーヴェとは何かを説明するのさ。だが、これほど強いMFは、世界のどこにもそうはいないよ」

−ジエゴも批判されています。
「イタリアではジャッジにバランスがない。最初の1カ月が終わったとき、彼は新たなジネディーヌ・ジダンだった。だが今は、そこいらの選手になっている。ジエゴはジダンじゃなければ、ミシェル・プラティニでもないんだ。ただ、プラティニもジダンも、セリエAを理解するのに時間を必要としただろう? ジエゴは一人でやろうとする選手じゃない。彼のファンタジーを生かすには、機能しているオーケストラに組み込んでやらなければならないのさ。そして今、ユヴェントスは問題を抱えている」

−カカーはまだレアル・マドリーで溶け込んでいないですね。
「彼が言ったのは、『まだ』楽しんでいないということだ。心配することは何もない。小さな問題さ。カカーは本物のチャンピオンだ。そして、優秀な青年だよ。ミランの一部の人が、大金で彼を売れてよろこんでいるという記事も目にした。これも理解できないね。カカーは違いをつくれる、世界でも数少ない選手の一人なんだ。そして、私がドレッシングルームにいつも置いておきたい選手だよ」

−アドリアーノがブラジルで優勝を果たしました。
「私が彼のことを好きなのは、君らも知っているだろう。彼はチャンピオンだ」

−バイエルン・ミュンヘンや一部のイタリアのクラブが、彼に関心を寄せています。
「アドリアーノは世界のどこへ行ってもプレーできるし、どこへ行ってもたくさんのゴールを決められる。ただ、ヨーロッパへ戻ることを望んでいるのなら、彼はインテル時代に犯した過ちを思い出さなければいけない。これらの過ちを繰り返してはならないんだ」

−ブラジル代表監督の次は、何をされるんですか?
「まずは南アフリカでのワールドカップについて考えよう。我々は主役になりたい。厳しいグループに入ったが、ブラジルはブラジルだ。すべてのチームに敬意を払わなければならないが、すべてのチームを倒すことができることも知っているよ」