国際会計基準はかつてないスピードで追加、改訂が進められています。今年を振り返り、来年の動向を知っておく必要があります。

本サイトへの投稿記事は
aegifの国際会計基準専門ブログ IFRS of the day(http://aegif.typepad.jp/ifrs/)より引用しております。

国際会計基準の適用にあたってよく耳にする言葉で
ムービングターゲット、という言葉があります。

国際会計基準自体が改訂され、動き続けるものなので
それを目指して基準を合わせていくのは難しい、ということです。

今年は国際会計基準の改訂がいろいろありました。
主なものとして、
関連当事者の開示(IAS24)
金融商品会計(IAS39からIFRS9へのリプレイス)
IFRSの初度適用の免除措置の追加(IFRS1)
中小企業向け国際会計基準(IFRS for SMEs)
がありました。

その他にも金融商品に関連した改訂がありました。

2008年と2009年はかなりの数の改訂がありました。
2007年は借入費用のみ、
2006年はセグメントのみ、
という状況と比べると
最近の改訂がいかに多いか、ということがよく分かります。

そして、この2年ほどの改訂では金融商品関係の改訂が
非常に多いのが特徴です。
これは金融危機の影響を受けています。

来年以降はどうでしょうか。

2010年に改訂が予定されているプロジェクトには、
連結
認識の中止
金融商品会計(減損、ヘッジ会計)
廃止事業
などがあります。
まだまだ金融商品関係が優先された計画になっています。

2011年になると
金融商品関係だけでなく、
退職給付
リース
収益認識
などの改訂が予定されています。
特に退職給付やリースについては
かなり議論が分かれているところです。
例えばリースでは、ほとんどのリース取引について
資産を計上することが検討されています。
どのような改訂になるか今後の動向が注目したいと思います。

そこで、2011年が過ぎれば国際会計基準の改訂は
落ち着くのかというと
そうはならないと考えられます。


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