リーグ戦で2連勝中のパレルモを率いるマウリツィオ・ザンパリーニ会長は、「他チームはペースが落ちている。我々は勝ち点を積み重ねている。さて、どうなるか…」と目を輝かせている。20日のシエナ戦の結果次第では、ヨーロッパリーグ出場権浮上の可能性もある。

「とても良い気分だよ。自信はある。ただ、簡単な試合にはならないだろう。だからこそ、選手たちが素晴らしいパフォーマンスを見せることを期待している」

「パレルモはミラノでのミラン戦で、求められる以上のことをした。これから何試合か落とすことはあるだろうが、メンタリティーはこれで正しいよ」

−ですが、継続性が必要でしょうね。
「デリオ・ロッシ監督が考えるさ。彼はこのチームを信じているし、チームは彼を信じているからね」

−好調のファブリツィオ・ミッコリは代表招集にふさわしいほどです。
「調子が良いときの彼は、本当に素晴らしいストライカーだ。ただ、全員がクオリティーとキャラクターを発揮していることは言っておかなければいけない」

−エジソン・カバーニはますます移籍の可能性が騒がれています。ですが、ロッシ監督は現時点でパレルモの“ビッグネーム”でいることの有益さを説いていますね。
「監督の意見は正しい。彼の年齢では、お金がすべてにはなり得ない。1月にインテルへ行って、(アフリカ・ネーションズカップで離脱する)サミュエル・エトーを待ちながら、そこそこの試合に出ることは、彼にとって大きく役立つこととは思えないね。もう1、2年はパレルモで成功した方が良い。彼に対する3000万ユーロ(約38億9000万円)の移籍金というのは、私からの挑発だったんだよ」

−マルク・ブレッシァーノとファビオ・シンプリシオは満了となる契約を延長するのですか?
「私はそう願っている。彼らに対する今後3年間のオファーは重要なものだ」

−ハビエル・パストーレがアルゼンチン代表に招集されたのは貴重なことですね。
「彼がどんな選手か、愚か者たちに分からせる必要があるね。アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督は、偉大な指揮官ではないけれど、サッカーを知っている。パストーレはここまで、まだその価値の30%しか発揮していないんだ」