日本でも人気が出た「農場系ゲーム」。発信源の中国では08年末に登場して以来大ブームが起こっているが、思わぬところに影響を及ぼしているようだ。広東省深セン市では、市街地に作られた畑で育った作物が多くの人に盗まれるという事態が発生している。

この畑はアメリカの芸術家が建築展覧会用の展示作品として作ったもので、市街地の数百平方メートルの敷地にトウモロコシやトマト、ジャガイモなどが植えられている。市街地に畑を作ることで、都市と農村の境界線の消失を表現したそうだが、そんなことは全く理解されず、「リアル農場だ」と思って畑に入り、警備員が目を離したすきに作物を拝借する人が続出したそうである。また「これは『開心農場(中国版Facebookのアプリ)』ですか」と警備員に尋ねる人がひっきりなしに現れたという。

農場系ゲームでは、プレイヤーが栽培した作物を、ほかのプレイヤーが少量拝借することができ、盗人たちはこれを真似したものと見られる。警備員は「ネットゲームの農場じゃないんだから。マナーを守ってほしい」と苦笑いしているそうだ。ちなみにこの芸術作品のタイトルは「略奪の街」とのことである。

※開心農場は中国版Facebookで流行っているソーシャルアプリで、日本で流行っているサンシャイン牧場の元ネタといわれている。

記者:やながわ(from cocolognews)

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