転職をする際、会社を選ぶ “最も重要な基準”は、「仕事内容」「仕事のやりがい」「長く働けそうな会社かどうか」が上位を占める一方、「年収」を基準として挙げる人が急増――こんな結果が、パソナキャリアが今年4月に続き10月に実施した「第2回 転職時の企業選びの基準に関する調査」から分かった。

 それによると、転職をする際に会社を選ぶ基準(複数回答)として上位にあげられたのは、「仕事内容」「年収」「勤務地」「仕事のやりがい」「企業の雰囲気・風土」。そして、会社を選ぶ“最も重要な基準”(単回答)は、「仕事内容」「仕事のやりがい」「長く働けそうな会社かどうか」「年収」「職種」の順となった。「年収」「勤務地」「長く働けそうな会社かどうか」の項目のうち、「年収」「勤務地」は複数回答時には上位であったが、最も重要な基準では順位が下がっている。

こうした点は、企業選びの基準としては気になるものの、最終的な判断基準にはなり得ないようだ。また、逆に「長く働けそうな会社かどうか」は複数回答時には7位であったが、最も重要な基準では3位となっており、最終的な判断基準として重要であることが判明した。

その一方で、今回の調査では、最も重要な基準のうち「年収」が4位(7.3%)となり、前回調査(2009年4月)時の6位(4.9%)と比べて最も大きく増加した。特に製造業は、他の業界に比べて「年収」の増加率が大きく、最も重要な基準で4位(9.7%)と、前回調査時の8位(1.9%)から大きく増加している。

この結果について、同社では「景況感の改善により、転職者の志向が雇用の安定性から条件面に変化しているためと推察されます。また、製造業の景況感の回復が非製造業に比べて早い傾向が、転職者の意識にも反映されているようだ」と分析している。

調査は、2009年10月、同社に来社した転職希望者に対してアンケート用紙を配布し、546人から回答を得た。


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