不振にあえいでいるユヴェントスだが、少なくとも補強に関しては再び動き始める準備ができているようだ。スクデット争いを続けたいと願うユーヴェだが、MFマウロ・カモラネージが負傷してしまったうえ、MFモモ・シソコも離脱中。シソコは復帰しても、1月にマリ代表としてアフリカ・ネーションズカップへ出場するため、チームを離れることとなる。

そのため、4-3-1-2のフォーメーションを諦めたくないユーヴェは、中盤で起用できるのがフェリペ・メロとクラウディオ・マルキージオ、クリスティアン・ポウルセン、チアゴの4選手だけとなってしまう。補強に動く必要があるだろう。

まずはチアゴを売却しないという可能性がある。だが、彼はユーヴェへ移籍してからブレイクできていないようであり、彼に代わる新しい選手を獲得する方が良いはずだ。そこで浮上してきたのが、レアル・マドリーMFフェルナンド・ガゴの存在である。ユーヴェは昨夏もイタリアのパスポートも持つ彼に関心を寄せていた。F・メロ獲得へと動く前に、アレッシオ・セッコSD(スポーツ・ディレクター)はマドリッドへ交渉に向かっている。

さらに、ガゴは出場機会に恵まれないことで、少なくともレンタル移籍で放出するようにクラブへ願い出ている。エヴァートンがすでに動き出したが、本人の希望もあって、ユーヴェがポールポジションを奪うことはあり得るだろう。今年のチャンピオンズリーグですでにユーヴェと対戦することがなくなったため、レアルが移籍を認める可能性もある。つまりは、実現可能なオペレーションということだ。