アンフィールドでリヴァプールに2−1と逆転勝ちし、タイトルレースに残ったアーセナルだが、主将セスク・ファブレガスは試合後、1点を失ったあとのハーフタイムでのアーセン・ヴェンゲル監督の怒りがチームに火を付けたと明かした。

「監督が叫んだんだ。あんな彼は見たことがないよ。彼は本当に前半の出来にがっくりきていて、あんなプレーを続けるのならアーセナルのユニフォームを着る資格はないって、僕らに言ったんだ。僕もその通りだと思った。それで後半は逆転できたんだ」とファブレガスは話した。
「まだまだシーズンは長い。プレミアリーグはこれまで以上に優勝争いがオープンになっている。どこが勝ってもおかしくないし、それがいいね」

アーセナルはリヴァプール戦の勝利で、首位チェルシーとの差を6ポイントに縮めた。

アーセン・ヴェンゲル監督はハーフタイムの指示については、「その話はしたくないね。ドレッシングルームだけのことに留めたい」と話した上で、「彼らはこの試合に勝たなければならないとわかっていたし、ビッグゲームでフィフティフィフティのボールを失ったら勝てない。選手たちにはリヴァプールのほうがこの試合に賭けるものが大きいんだと気づかせた。前半は0−1でも満足していたよ。2失点の可能性もあったんだし、そうなったら試合は終わってしまっていたからね。選手のやる気がなかったわけじゃない。彼らはビッグゲームで負けるのを怖がったんだ。前半はそれがよくわかった。だが、チームはそれに打ち勝ったし、それを誇りに思ってる」