インテルとミランにとっては非常に厳しく、フィオレンティーナは準々決勝を夢見ることができる。9日のグループリーグ最終節をもって、ベスト16が出そろったチャンピオンズリーグ。決勝トーナメント1回戦は2つの顔を持っている。

レアル・マドリー、バルセロナ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド(そしてフィオレンティーナ)らがグループ首位通過したのに対し、グループ2位組にはシュトゥットガルトやオリンピアコス、そしてミランとインテルがいる。

決勝トーナメント1回戦の組み合わせにおけるルールは、昨年と同じだ。グループ首位と2位のチームが対戦し、同国対決はなし。首位のチームがセカンドレグをホームで戦う。18日に行われる1回戦の組み合わせ抽選は、ワールドカップのそれよりもホットなものとなるだろう。

フィオレンティーナにとって本当のリスクとなるのは、バイエルン・ミュンヘンとポルトだ。だが、不可能な相手ではない。ユヴェントスのようにプレーしなければ良いだけだ。CSKAモスクワ、シュトゥットガルト、そして特にオリンピアコスは倒せる相手である。

インテルとミランにとってはおそらく、チェルシーやレアル、マンU、バルサよりも、セビージャとアーセナルが好ましい相手だろう。スペクタクルなボルドーと対戦するのは良く感じではない。

なお、今季ベスト16へ進出したのは8カ国。イングランドとスペイン、イタリアから3チームずつと、フランスおよびドイツから2チーム、そしてロシアとポルトガル、ギリシャから1チームずつだ。昨季はロシアを除く7カ国だった。