9日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ最終節で、ルビン・カザンに2−0と勝利し、決勝トーナメント進出を決めたインテル。キャプテンのDFハビエル・サネッティは、ジョゼ・モウリーニョ監督が起用した攻撃的なフォーメーションを支持している。

「(前節)バルセロナ戦の後、僕らはレベルが高くないと言われた。だけど今夜は、僕らにどれだけの価値があるかを示すことができたね。確かに、モウリーニョ監督はこのフォーメーションでリスクを冒した。だけど、必要なことだったんだ」

一方、バルセロナ戦後に「オレたちは走れていなかった」と語ったFWサミュエル・エトーも、「今回はたくさん走ったし、良い走りだった。もちろん、4人の攻撃的な選手がいれば、もう少し犠牲を払わなければいけなくなる。だけど、それは大したことじゃない。今日のようにプレーすれば、決勝トーナメント1回戦を突破できないはずはない。相手がどこかは重要じゃないよ」と満足そうに語った。

また、マッシモ・モラッティ会長も喜びをあらわにし、さらに先を見据えている。

「私もこのフォーメーションは予想していなかった。これが試合の鍵となったね。監督はチームに勇気を与えた。だが私は、攻撃陣のパフォーマンスだけではなく、サネッティの貢献が素晴らしかったことを強調しておきたい。チーム全体が良いプレーをした。勇気と誇りを持ってね」

「バロテッリ? モウリーニョがスタメンで起用したことは、彼がバロテッリを信頼しているという意味だ。ただ、バロテッリに試合を解決できるだけの技があるというのも事実だよ。イタリア代表に? 考慮すべきだね。あれだけの力があれば、どんな瞬間でも試合を決めることができる」

「次の試合で我々は自分たちのレベルが高いことを示さなければいけない。私も、ベスト16で敗退した過去2年間よりもうまくいくことを願っている。この2年間はリヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドと対戦したから、やや不運でもあった。今回はもうちょっと運に恵まれることを願おう」