準大手ゼネコン「西松建設」の違法献金事件で、二つのダミー政治団体が2006年に解散する直前まで、民主党の小沢一郎幹事長と、自民党の二階俊博前経済産業相の側に、資金提供していたことがわかりました。両政治団体が解散時、残した金はあわせて、わずか889円でした。

 西松建設は、それぞれ同社ОBを代表にして、1995年11月に「新政治問題研究会」(新政研)、99年6月に「未来産業研究会」(未来研)という二つの政治団体を設立。建設業界に大きな影響力を持つ小沢氏や二階氏らへの政治献金の隠れみのとしてきました。

 05年末にゼネコン業界が談合「決別」宣言をしたこともあって、新政研は06年12月15日に、未来研は同年11月30日に、それぞれ解散しました。両団体の06年の政治資金収支報告書によると、繰越金は、それぞれ209円、680円でした。

 本紙の調べによると、新政研は、小沢氏の資金管理団体「陸山会」(10月27日)、同氏が支部長の「民主党岩手県第4総支部」(同30日)、同氏が最高顧問の民主党岩手県連(11月2日)の3団体に各100万円を献金しています。未来研も、第4総支部(10月25日)、岩手県連(同30日)の2団体に各100万円を献金しています。

 解散直前に小沢氏側に計500万円を渡したことになります。

 両ダミー団体は、二階氏が率いる派閥が、06年6月、7月に開いた政治資金集めパーティーのパーティー券も、新政研が220万円、未来研が120万円の計340万円分、購入しています。

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