俳人の黛まどか

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 第4回「いのちと献血俳句コンテスト」の最終審査が7日、都内で行われ、応募総数約30万句から15の入賞作品が発表された。

 同コンテストは、日本赤十字社が主催。愛・友情・助けあい・感動など通じて、献血の大切さや命の尊さを俳句にしたためてもらおうと始まった。7月から作品募集を開始すると、昨年の約16万句からほぼ倍にあたる約30万句が全国から寄せられた。

 選者を務めたのは、俳人の黛まどか。今回の募集期間が、新型インフルエンザ流行の時期と重なったことから、「学級閉鎖の影響など…、はたして数が集まるかしらと不安だった。本当に感謝したい」と応募の数に驚きを示した。また、今年11月にビーチサッカー日本代表監督を務めたラモス瑠偉氏もゲスト審査員として参加。「日本語学校に通っていたときは、当然外国人ばかり。今回は、日本人らしい温かい気持ちがする作品を選んだ」と講評を述べた。

 なお、入賞者合計235人と47都道府県別の赤十字血液センター所長賞は、公式サイトなどで改めて発表される。

第4回「いのちと献血俳句コンテスト」受賞者
■厚生労働大臣賞
百回の献血の空澄みわたり
(埼玉県 柳下清子 やぎした きよこ)

■文部科学大臣賞
制服を祖父に見せよう墓参り
(愛媛県 大澤美幸 おおざわ みゆき)

■日本赤十字社 社長賞
献血車通った道の雪溶けて
(東京都 緒形史音 おがた しおん)

■ゲスト審査員賞
組体操背中に友と秋のせて
(茨城県 菅原亮太 すがわら りょうた)

■ピカチュウ賞
ひまわりにくるんと見せたさかあがり
(鹿児島県 横山和奏 よこやま わかな)

■最優秀賞 小学生低学年の部
あさがおのつるがどんどんてをつなぐ
(青森県 藤田優里 ふじた ゆうり)

■最優秀賞 小学生高学年の部
冬の朝おきたらいたよ赤ちゃんが
(山梨県 中田和希 なかた かずき)

■最優秀賞 中学生の部
甲子園汗が涙にかわる夏
(三重県 尾上未夏 おのうえ みか)

■最優秀賞 高校生の部
ポケットの献血カードや更衣
(東京都 本田しおん ほんだ しおん)

■最優秀賞 一般の部
昼寝児のかくも小さな大の字よ
(愛媛県 菅伸明 すが のぶあき)

■優秀賞 小学生低学年の部
なつ休みけんけつのことしらべたよ
(茨城県 依田梓 よだ あずさ)

■優秀賞 小学生高学年の部
祖母と居る日向ぼっこの猫のように
(三重県 加藤初音 かとう はつね)

■優秀賞 中学生の部
母編んだセーター少し大きいな
(大阪府 山田美穂 やまだ みほ)

■優秀賞 高校生の部
マフラーをさしだした後はしり去る
(岩手県 遠藤理菜 えんどう りな)

■優秀賞 一般の部
マフラーをさしだした後はしり去る
(京都府 小谷知里 こたに ちさと)