■第7試合 ライト級/5分3R
フランク・エドガー(米国)
Def.2R2分22秒/リアネイキドチョーク
マット・ビーチ(米国)

いきなり左ハイを見舞ったエドガーに、ビーチはパンチを振るいながらテイクダウンを狙う。二度目のテイクダウン狙いで、エドガーの足を取ったビーチだが、差し返したエドガーは半身の状態からハイキックを放つ。この蹴り足を掴んだビーチは、足を払い腰をコントロールすると、豪快にリフトアップからエドガーを叩きつける。

もう一度、エドガーをリフトアップから投げ捨てたビーチだったが、エドガーは抑え込まれることなく立ち上がる。三度目となるビーチの試みをスイッチで凌いだエドガーは、飛び込んでくるビーチの攻撃にカウンターを合わせようとすると、両者の左が交錯し、ビーチの上体が揺れる。

序盤の豪快なリフトでスタミナをロスしたのか、ビーチは肩で息をし、テイクダウン狙い&スーパーマンパンチも姿勢を乱してしまう。冷静にボディを返すエドガーは、ポイントこそ失ったかもしれないが、自らのペースを維持して2Rへ。

パンチの振り幅を小さくしたビーチは、再びシングルレッグでエドガーの右足をキャッチしケージへ押し込んでいく。その後、ダブルレッグに切り替えるが、エドガーは頭を抑え、冷静に対応し距離を取る。直後の打撃戦で、頭を振って前に出たエドガーの右ショートがビーチの顔面を捉える。キャンバスに崩れたビーチは、必死にガードへ戻そうとするが、エドガーが回転数の速いパウンドを落としていく。

そのままマウントを奪取したエドガーは、パウンドを落とし続けると、ビーチがたまらず背を向ける。その刹那、エドガーはバックマウント奪取と同時にリアネイキドチョークの態勢へ。レスリング力をいかし、スラムなど強さと活きの良さを見せたビーチは、総合力で上回るエドガーの前にタップするしかなかった。

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