広末効果抜群!?海外メディアが『ゼロの焦点』に注目

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現在公開中の『ゼロの焦点』(09)に、海外からの配給オファーが殺到している。その理由は、2009年のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた『おくりびと』(08)で主人公の妻を演じた広末涼子が出演しているからだという。

劇中で魅せる“昭和の女”ぶりで、再び旋風を巻き起こすか!?

『おくりびと』は前述のアカデミー賞だけでなく、モントリオール世界映画祭やアジア・フィルム・アワードなど、世界各国の映画祭でも絶賛された作品。納棺師の夫と時にぶつかりながらも、互いに理解し合い支え合っていく広末の姿は、作品同様に高い評価を得ていただけに、彼女の最新作に対する世界の関心の高さには納得がいく。

かつて、リュック・ベッソン製作の『WASABI』(02)でジャン・レノと共演し、国際派女優として期待されながら、それ以降は特に海外との接点はなかった広末。だが、松本清張のミステリー小説を映画化した『ゼロの焦点』で、夫の失踪から不可解な事件に巻き込まれるヒロインを演じ、女優として成長を見せているのは誰の目にも明らかだ。

まずは韓国で、日本映画としては史上最大規模での上映が行われる予定だ。韓国は『ゼロの焦点』の撮影初日のロケ地だったということもあり、そこで上映されるということは彼女にとっても感慨深いものだろう。韓国での撮影当時、広末はアカデミー賞授賞式の直後だったということもあり、周囲からの期待を痛いほど感じながら現場に挑んだそう。当時の心境を「演技がちゃんとできなかったらどうしようって考え込んでしまって。賞をもらったことで余計プレッシャーを感じてしまい、すごく憂鬱でした」と振り返っている。

2010年には、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の幼なじみを演じることも決まっている広末。周囲からの期待はもちろん、プレッシャーさえも力に変えて、さらなる飛躍を見せてくれることに期待したい。【トライワークス】

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